2019年9月12日木曜日

京味 西さんを偲んで(来店履歴まとめ)

私が美味しい物に興味を抱く原点は美味しんぼです。
アニメで見たり、マンガを読んでいて、2巻に出てくる浅草の藪蕎麦に憧れたのが始まりだと思います。
実在する店舗だと知って行ったのは大人になってからで、これはインターネットの恩恵ですね。
ちなみに大人になって美味しんぼを読み返すとトンデモ話が結構有るなぁと苦笑いしてしまいますがご愛嬌って事で笑

14年ほど前でしょうか?(2005年10月10日放送でした)
TBSで深夜に放送していたイシバシレシピを見ていた時に京味の西さんが出演されて蟹しゃぶを披露した時に「これは美味しんぼで出ていた至高の鍋じゃないか!」とマンガを読み返して「マンガにも西さん出てる!」とえらく昂ったものです。
まだ食べログも情報量は少なく、検索をすると個人ブログが上位に出てくる時代でしたが、京味の事を調べると訪問記や電話番号など載せてくれている方がいて大変助かりましたが、なにせ値段が値段なので当時の私には夢を見るだけでした。

少しだけお金に余裕が持てた2007年12月1日、ついに京味初訪問を果たす事になります。
https://perfect-star1227.blogspot.com/2007/12/blog-post.html
料理の写真は全て2007年のものでカメラの性能が今とは段違いで見づらい点はご容赦ください。
予約を取ったのが10月だったので、2ヶ月前に予約が取れるなんてその後の予約困難を考えると有り得ない事でしたね。
しかも恐れ多い事に初めての電話で「蟹鍋が食べたいんです!」とリクエストをしたところ、電話対応の人では答えられないって事で電話を替わりますと電話口に出たのが西さんで、「ひょえ~西さんと喋ってるぅ」とド緊張したものです。
美味しんぼとイシバシレシピを見て蟹鍋を食べたい事を告げると快く承諾してくれました。
今だったら逆にビビって料理のリクエストなんて出来ないね笑っ
初訪問の時に驚いたのは西さん自らコートは預かるし皿洗いはするしで本当によく働く。
お料理はこんなの食べたこと無いと思うほど美味しく、連れて行った伯父が今でも美味しかったと話してくれる事を嬉しく感じます。

そんな訳で初の京味を堪能した訳ですが、くしくもこの年に日本版ミシュランガイドが発売されて、京味は三ツ星を断った店として有名になり予約の取れない店になってしまいました。
ちょうどお店に行った時に西さんが「うちは英語も喋れませんしカードも使えませんから断りましたわ」と笑い話にしていた事をよく覚えています。

いずれにしても頻繁に行けるお店ではないので予約が取れなくなっても差し支えないとも言えるのですが、行ける状況でも予約が取れずに結局2回目は2015年9月の終わりでしたね。
https://perfect-star1227.blogspot.com/2015/09/blog-post.html
本当は松茸ど真ん中の10月に行きたかったのですが、それは流石に常連以外は立ち入れないようで、ならば一番近い9月末にしました。
もう1つの至高の鍋である「松茸と鱧の鍋」を食べられたので十分満足でした。
とても残念だったのが初訪問の時はOKだった写真撮影がNGになってしまった事。
2007年の時とは時代が変わり、ミシュラン騒動で多数の人が京味を知り来店した事、食べログなどの発展で写真を撮る人が増えたのが西さんにとってマイナスの面をもたらしたようです。

2回目の訪問までに「次の予約を取る」事を覚えた私は、翌年の4月、京味では2週間だけの筍の時期に予約を取って3回目の訪問。
https://perfect-star1227.blogspot.com/2016/04/blog-post.html
西さんは足が悪かった事もあって以前のようにキビキビとは動けない感じになっていたけど、それでも店主自ら細やかに気配りをしてくださる姿勢は変わらず。
次は白味噌のお雑煮を食べてみたくて1月の予約を取ろうと思ったけど、4月の時点で来年の予約は受けていないって事で、10月に予約電話をしなくてはいけなかったのにすっかり忘れて電話した頃には予約が埋まってしまっていて、代わりと言ってはなんだけど独立した新富町の味ひろに行きました。
https://perfect-star1227.blogspot.com/2017/06/blog-post_16.html

4回目は2018年1月、ちゃんと前年の10月に電話をして予約を取って白味噌の雑煮に感動しました。
春秋冬は来たので次は夏だなと、同年7月に5回目の訪問。
鱧が美味しすぎてビックリした事を今でも忘れません。
(4回目と5回目は投稿していなかったのは忘れていた)

これにて初回の蟹鍋+春夏秋冬を味わった事になったので『足るを知る』の心持ちにて、私の身分では一応ここで御仕舞という気持ちで、最後に西さんの著書に一筆頂戴しました。
「食する幸せ 料理する幸せ」

心に沁みますね。

今日が西さんの四十九日。
この事を書かずして料理の事は書けないと思い殆ど料理の話は書かずにいたら随分とネタだけが貯まってしまいましたが、西さんが亡くなったのを知ってから書こうとしてもなかなか言葉にならずようやく言葉に出来ました。
本当は「京味の十二か月」という本が出ているだけに毎月行きたいくらいでしたね。

2019年9月後半追記:京味は閉店が決まっているそうです

2021年4月追記:虎ノ門に用事が有ったので京味どうなってるんだろ?と見に行ったら更地になっていた。。
大工の伯父が唸ったくらい立派なカウンターは誰かが引き継いだのだろうか。

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